f. 最低でも各スプリントに 4 つのアイテム
アイテムはスプリントの期間で終わるサイズでなくてはならないが、「スプリントで 1 つのアイテムがやっと終わる」くらいでも問題である
1 つの大きなアイテムが完全に終わらない可能性がある。アイテムが終わらない場合、「完成したもの」をデリバリーできない。利益を得られず、フィードバックも弱く、学習と適応も得られなくなる
おすすめは 1 スプリントに 1 つのチームが 4 つ以上のアイテムを持っていける程度にすること
なぜ 4 つ? 2 つではだめなのか?
4 つがほどよいから
アイテムが大きいと、不確実な要素や制限リソースの空き状況(環境を譲り合って使うなど)のせいで、アイテムを終わらせられないリスクが高まるから
スプリント終わりに多くの中途半端な状態(WIP)のアイテムが残っていると、プロダクトオーナーは前スプリントに終わらなかったアイテムを継続して終わらせてもらう以外に現実的な選択肢がないことになるから
アイテムが大きいと、崩れウォーターフォール的な状態になりやすく、チームが大量の詳細情報に溺れるから
10 個じゃだめなの?
以下のような弊害を引き起こす可能性があるので、勧めない。
分割にかかるオーバーヘッド
ちっちゃなアイテムでいっぱいの巨大なプロダクトバックログを管理するコスト
エンドツーエンドの維持の困難さ
共同責任をもつ「チーム一丸となって」というよりも、 1 人 1 アイテムという従来のアプローチに逆戻りしやすい